パワーハーフネルソンの物理法則

バックテイク

ADCC world championship 2022
ゴードン・ライアン🆚へイッキ・ジュシラ

⬇️ゴードン・ライアン

⬇️試合の切り取り動画

この試合でゴードン・ライアン選手が使用したパワーハーフネルソンについて分析しました。

パワーハーフネルソン

分析

亀になっている相手の左腰に自分の左足を差し込みます。

シングルバックの状態でシートベルトコントロールではなく相手の右脇から自分の右手を下から通します。

相手の後頭部に自分の左前腕を押し当てます。両手の人差し指から小指の4本で自分の左手の甲が相手の右首に当たるようにクラッチを作ります。

両手の4本指でのクラッチを選択する理由は他のグリップよりも牽引力に耐えれることと、相手の後頭部を押し込む時計回りのモーメントに耐えうる固定性が得られるからです。

右広背筋を使って自分の右肘を引きながら相手の左上方に体重移動すると相手の後頭部にプレッシャーがかかり首が曲がっていくため耐えることが出来なくなり、力をほとんど使わずにひっくり返すことができます。

パワーネルソンの使い所

この試合でゴードン・ライアン選手はハーフネルソンで相手をひっくり返した後、相手がシングルバックからバックテイクされないようにディフェンスしてきたため、あえて四つ這いに戻した後に自分の両足を差し込んでから亀でバックテイクして、パワーネルソンで数回ひっくり返してじわじわ体力を削った後にバックチョークで仕留めていました。

1度相手に立たれる場面がありましたが後頭部と右脇を強力にホールドしているため汗で滑りやすいラッシュガードでも前にずれ落ちませんでした。

まさに相手の選手とっては地獄のような状態でした。

最後に

読んで頂いてありがとうございました。

Twitterでいいね、リツイートして頂けるととても嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました