この記事を読むとシングルレッグタックルのやり方がわかります。
BJJLABから発売されたムンジアル紫帯ルースター3位の山田海南江選手の教則『レスリングの教科書vol1』に収録されているシングルレッグタックルのテイクダウンについて分析しました。
(※BJJLAB様の許可を得て記事を書いています。)
シングルレッグタックルの一連の流れ
シングルレッグタックルの動作分析
シングルレッグタックルに入ったポジションで相手の左ふくらはぎを自分の右手で抱えて自分の左手は自分の右手の甲を下から添えます。
自分の胸と右肩で相手の左太ももの横に押し付けます。
自分の上半身の重さが相手の左太ももにかかり、自分両手で相手の左ふくらはぎを両方の広背筋を使ってホールドしているので相手の左膝を曲げるハムストリングの力よりも強いため相手は左膝を曲げることができません。
自分の左脚で相手の左脚を跨ぐために自分の右腕は相手の左太ももを抱えます。
左手は跨ぐと同時に相手の左踵を支えるようにカップします。
自分の右肩と胸を相手の左太ももに斜め下方向に強く押し付けて相手の重心を右側へ移動させます。
自分の右腕は相手の左太ももを抱えて時計回りに捻じります。
自分の左手は相手の左踵をカップしてつま先を時計回り方向に捻ります。
相手の左脚を捻じることで相手が右側に体を捻らせないようにして相手の左後方へ崩します。
相手の姿勢は相手の右足の裏・自分の両足の裏を結んだ三角形の範囲から重心線が出ると倒れます。
※イメージ
自分の右足を移動させることで重心線を意図的に三角形の範囲の外に重心線を出して倒すことができます。
自分の右足を移動させる時は自分の左足を軸にして後ろに回すように移動させると遠心力が発生して相手を勢いよく後方に倒すことができます。
勢いよく相手を倒せると受身をとるために一瞬相手の反応が遅れるためリカバリーされにくくなり、テイクダウン後のニーオンザベリーなどの有利なポジションに移行しやすくなります。
最後に
山田海南江選手の教則『レスリングの教科書vol1』ではタックルまでの過程の細かな組手争いや崩す方法と収録されています。
さらにシングルレッグタックルを後方に倒れないように耐えてきたシチュエーションからテイクダウンする方法など一連の流れで解説してくれています。
発売元のBJJLABのツイート
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