ツイスターフックの物理法則

スイープ

この記事を読むとツイスターフックのつけ方がわかります。

結論:相手の右腰の下に右足の付け根を入れたらすかさずツイスターフック!!

スポンサーリンク

先日行われた第22回全日本柔術選手権ライト級決勝戦
森戸新士VS毛利部慎佑

試合のフル動画はこちら

【柔術】森戸新士 vs毛利部慎佑 / 黒帯ライト決勝戦【JBJJF全日本】Shinji Morito vs Shinsuke Moribe

(YouTubeチャネル『KINYABOYS TOKYO』より引用)

今回は前回の記事の続きです(YouTube動画2:54~)

前回の記事はこちらをご覧下さい。

解説

前回はトレアドールパスからレッグドラッグを仕掛ける場面で相手が左脚を自分の左脇で抱えられないように耐えてきたところまで説明しました。

狙いをレッグドラッグがらクラブライドへ切り替えます。クラブライドは下記で説明しますので、クラブライドのエントリー方法から説明していきます。

相手の左腰のパンツを両手でグリップして広背筋を使ってしっかり相手の体をめくります。

自分の左すねで相手の右ふくらはぎにほぼ全体重を乗せて固定します。

相手の右ふくらはぎに体重をかけて相手の動きを止めたいので左のつま先から自分の体重が逃げないように注意しましょう。

相手は右ふくらはぎを固定されて、さらに左腰を引き上げられて体をめくられているため右股関節と膝関節を全く動かすことができなくなります。

相手の右膝裏に少しだけスペースを空けておきます。

相手の左腰のパンツを自分の両手でグリップして引き上げて相手をめくったまま、相手の右膝裏のスペースに自分の右足を差し込んでから相手の背中側に潜り込んでクラブライドへ移行します。

クラブライド

クラブライドからはサイドポジションやバックに移行することができるかなり有利なポジションです。

両手で相手の左腰のパンツをグリップして相手のお尻を自分の胸に引き付けると相手は左足を差し込んで距離をとることができないため身動きがとれません。

森戸選手はクラブライドに移る時に相手の右腰の下に自分の右脚の付け根を深く入れながら回転したことでツイスターフックをつけやすい位置になったためクラブライドからツイスターフックに切り替えました。

ツイスターフック

ツイスターフックのエントリーを説明します。

回転するときに相手の右股関節の前に自分の右膝を深く差し込むとツイスターフックが作りやすくなります。

ツイスターフックをつける時は相手の右膝の内側に自分の右足がくるように右膝を相手の右腰の下から差し込みます

相手の右足首の前を自分の左足首で引っ掛けて自分の左股関節を曲げると相手の右膝が曲がります。

自分の右膝を伸ばすと相手の右膝の後ろに隙間ができるのでその隙間に自分の右足を通して相手の右すねに自分の右足首を引っ掛けます。

ツイスターフックをつけた状態で右の大腿四頭筋を使って自分の右膝を伸ばすと自分の右すねで相手の右ふくらはぎを強く押すことができます。

相手の腰の位置が右脚の方向に引っ張られることで相手のおしりが浮き上がり相手の背中が自分の正面に移動するためバックにつくことができます。

自分の左脚が相手の左腰の横から入ってこないように相手の左太ももと左肘でブロックしてきます。

相手はバックを取られないようディフェンスしましたが森戸選手はシングルバックからバックテイクではなく送襟絞めを選択してタップを奪いました。

スポンサーリンク

最後に

クラブライドやツイスターフックでおすすめ教則は橋本知之さんの『De La Riva66』です。

この教則を観ていなかったら森戸選手の動きを全く理解できませんでした。

ツイスターフックのYouTube動画もあるのでチェックしてみてください。

競技柔術でツイスターフックは必須科目

(Tomo BJJ channelより引用)

読んで頂いてありがとうございます。

Twitterでいいね、リツイートをして頂ける嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました