片襟片袖ガードの物理法則

ガード

この記事では橋本知之選手の教則『片襟片袖ガード通して学ぶBJJ(前編)』を一部紹介します。

(※橋本知之選手の許可を得て記事を作成しています。)

片襟片袖ガード

解説

人体で最も強い「引く筋肉」と「蹴る筋肉」を両方使うことで相手の動きを効率的に封じることができます。

「引く筋肉」

相手の右襟を自分の右広背筋の力+体重で強く引くことができます。

「蹴る筋肉」

相手の左肩を自分の右大腿四頭筋+右大殿筋の力で押すことができます。

相手を崩す時の3つのコツ

相手を崩すコツ①相手の左肩を蹴る

相手は右襟を引かれて左肩を押し込まれるため背骨は強烈に反時計回りに捻られます。

この時、相手の右襟にぶら下がり左肩の外側を蹴るようにすればテコの原理で相手をより崩すことができます。

注意点が2つあります。

肩ではなく腕を蹴ってしまうとスカされる可能性があるため肩の外側を狙いましょう。

左足で骨盤を蹴らずに触れる程度にしましょう。左足で蹴ってしまうと右肩を蹴る圧力が分散して弱くなってしまいます。

相手を崩す時のコツ②相手の右襟を引く

相手は右襟を自分の体重+広背筋力で強く引かれると頭が下がります。

相手の頭が下がり背骨を捻られると相手の広背筋が発揮しにくくなり体が前傾姿勢になりベースキープが難しくなります。

相手の頭が下がると三角絞めやオモプラータのアタックができます。

相手を崩すコツ③自分の右股関節を曲げすぎない。

右股関節の角度が90~120°程度であれば大殿筋が使いやすくなるため相手のパスのプレッシャーを感じにくくなります。

距離が詰まり過ぎると大殿筋が伸ばされるため働きにくくなります。こうなるとフレームとして機能しません。

自分の背中のみ床に接した状態だと背中を支点に捲られやすくなります。

頭を床に接地させて背中から支点を移動させることでてこの原理で自分の下半身が重くなるため相手は捲ることができなくなります。

自分の首を上に向けて相手の右肩を蹴ることで相手と距離をとることができます。

片襟片袖ガード通して学ぶBJJ前編では左右に体を捻る方法が紹介されていますが、教則発売から8ヶ月後の九州セミナーの質問コーナーではアップデートされた方法が紹介されています。

セミナー後の質疑応答タイムから一部抜粋!!

近日中にBJJLABから発売される『片襟片袖から学ぶオモプラータ』について橋本知之選手はツイートでガチおすすめしてます。

片襟片袖ガードから学ぶBJJ前編を先に購入して予習しておくことをおすすめします。

最後に

読んで頂いてありがとうございました。

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