結論:二ーツイストは大殿筋で極める。
ブラジリアン柔術では二ーツイストは反則技です。ノーギでは茶帯黒帯のアダルトは解禁になります。MMAでは膝の靭帯を損傷させることでタップを奪ったり、スイープして有利なポジションに移行できるテクニックです。
QUINTET.1でマーチン・ヘルド選手がテオドラス・オークストリス選手に極めた技です。
解説
ハーフガードで相手の右脚に4の字で足を組みます。左三角筋を使い相手の右脇を左腕で煽って相手を上方へ崩します。
ハーフガードからロックダウンに移行するために相手の右脚が抜けないようにしながら自分の右膝を伸ばして自分の右膝裏から自分の左脚を通します。
自分の両足首を足の甲側に曲げて右足首は相手の右足首に引っ掛けます。自分の左足首は自分の右ふくらはぎに引っ掛けます。
両膝を伸ばすと相手は右膝を曲げることができなくなり、ロックダウンを解除しなければ相手はパスすることができなくなります。
両足首を引っ掛けたまま自分の両股関節を曲げると相手の右膝は曲げられ右膝が床から浮き上がります。
両足首のフックを解除して相手の右足首内側に自分の左膝下の外側を当てます。
相手の右膝と床の隙間から自分の右脚を抜いて相手の右膝下に自分の右太ももの付け根を当てます。
左大殿筋を使って左股関節を外に倒しながら右股関節を曲げると相手の右膝が捻られるため相手は回転しなければ右膝が極まります。
相手は右膝の内側側副靭帯の損傷を回避するため体を回転させるのでそのままスイープします。
スイープではなく極めを狙うのであれば相手の左股関節が曲げやすくなる位置まで回転して相手の右膝を伸ばして極めにいきます。
相手の右膝を伸ばすと膝の内側側副靱帯の後方の繊維が緊張するためストレスがかかり極めやすくなります。
相手の右のすねは自分の左すねで上から押さえつけて固定します。
自分の右肘で相手の左膝を担いで相手の右股関節が大きく曲げて上半身を固定します。
自分の下腹部を右大殿筋を使って相手の右膝の外側に押しつけると右膝の内側側副靱帯が損傷します。
注意点
二ーツイストを仕掛けられると自分の脚の状況が全く見えないのでセットアップされていることに気付けずにタップが遅れることがあります。
回転中は両手で床を支えている場合もあり、相手の体にタップで触れることもできず。さらに足タップもできないので危険な技です。
怪我に十分注意しましょう。リハビリが大変ですよ。
最後に
二ーツイストからのツイスターフックはこちらをご参照してください。
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