ヒールフック(内ヒール)の物理法則

サブミッション

結論:内ヒールは大殿筋で極める

ヒールフック(ヒールホールド)は柔術では禁止技です。

茶帯と黒帯のアダルトノーギでは解禁になります。

ヒールフックは「内ヒール」「外ヒール」があります。

内ヒール

外ヒール

今回は内ヒールを解説していきます。

50/50やサドルポジションから仕掛けていきますが入る方法がたくさんあります。

サドルポジションに入る方法としては今成ロールもその内のひとつです。

今成ロールはこちらをご覧下さい。

今成ロールの物理法則

サドルポジションでは相手が起きてこないように自分の右脚を外に開き相手の左股関節の前面を固定します。

さらに自分の左踵を右足首の前当ててハムストリングスを使って両膝を曲げて相手の左脚を固定することで相手は動けなくなります。

柔術では相手が起き上がるとスイープで2ポイント取られてしまいます。MMAではパウンドを喰らうのでサドルポジションで相手の動きを封じることは重要です。

サドルポジションで相手の動きを封じたら内ヒールで極める準備を始めます。

相手の左足の指の付け根を脇に挟んでる様に見えますが肘に近い位置で挟みます。

相手の左足の踵を自分の左肘の内側に引っ掛けます。

自分の左手は手の甲側に反らします。右手で左手を親指は絡めないようにクラッチします。

自分の右肘を引くことで相手の左膝を軸に足首が時計回りに強烈な捻りを加えることができます。

しっかりと相手の左膝を捻った状態で相手の左踵に自分の顔を近づけると相手の左足首に自分の体重がかかり固定されるので足首を外されにくくなります。

この捻りで相手の左膝が固定されるので相手の左膝を外側から両大殿筋を使って自分の下腹部を突き出すことで極めます。

極めるときだけは自分の右膝を内側に倒して相手の左膝を固定すると極まりやすくなります。

内ヒールは足首を極める技ではなく外側から膝を押すことで内側側副靱帯を損傷させる技です。

注意点

上記のポイントを押さえて技を掛けると簡単に極まってしまうので十分に注意しながら練習しましょう。

ノーギスパーリングで逆に掛けられた場合は足首の捻り具合や下腹部の位置関係から危険であることを察知して早めにタップしましょう。

損傷した靭帯は完全には回復しません。リハビリも大変です。

タップが遅れると選手生命が終わります。

ノーギはしないという方でもMMAの選手が相手だと柔術では反則だと知らずに掛けてくることもあるのでどのような原理で極まる技なのか知っておいて損は無い技です。

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最後に

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